ツェルマットな日々　その１日目


　
成田からチューリッヒ観光




【2005年8月20日（土）】

朝から晴天で、今日も朝だというのにかなり暑い。自分の最寄駅まで自転車に乗って、肩にはかなり重たいアタックザックを担いで、大きなショルダーバックとウエストポーチも持って大汗掻いて到着。成田エクスプレスに乗って成田へ直行。車内がこれまた寒くて、長袖のフリースもどきのジャケット着ていても寒い。やっと成田に到着すると、またまた暑い。宅急便で送ってあったスーツケースを受け取りに混雑する空港内を人をかきわける感じで行ったりきたり。早くも暑さと重荷でぐったり。


スーツケースを受け取ると、スイスインターナショナルエアラインズのカウンターに移動。実はいつも海外旅行はツアーだったので、外国に行く時に自分でチェックインしたことないので、ちょっと緊張。スーツケースが２３．５キロだったのでオーバージャージが心配だったが、取られずにほっとした。自分はフライレールバゲージという制度で、チューリッヒで荷物を受け取らずに、そのままツェルマットにスーツケースを送る仕組みを使うので、カウンターでその旨を伝えると、2000円支払って緑のタグをくれた。（無事に荷物がちゃんと届きますように・・・・）


スイスインターナショナルエアラインズの飛行機は、バスで運ばれてちょっと遠い場所から発着する。飛行機は結構小さい。座席に着くと、嬉しいことにエコノミークラスのビジネスクラスと呼ばれる、前に座席がなくて足がゆったりと伸ばせる特等席だった。（もちろん通路側）　飛行機がとっても寒くて毛布１枚で震える始末。途中でもう１枚の毛布をゲットして、ようやく普通ぐらいの感じになった。（今日は寒暖の差が激しいなあ・・・）


約１２時間のフライトで、チューリッヒ空港に到着。空港に迎えの日本人の女性の係員が来てくれた。３０年前にスイス人と国際結婚した方で、とても話が楽しかった。空港駅からチューリッヒ中央駅に列車で移動。明日からの移動に備えて、列車の乗り方など詳細にレクチャーしてくれたので、これでなんとか明日は一人でツェルマットに移動できそうかな？駅のそばの裏通りみたいなところにあるホテルモンタナにチェックイン。これまた、チェックインもやってくれるので英語ができない自分にはとても助かった。


やっと落ち着いた部屋はツインの部屋で木の感じがする部屋で、一人で使うには十分。窓からはチューリッヒの周りの丘が見えている。しばらく休んでから、長時間フライトで運動不足なので町を散策することにする。外はどんよりしているけど、まだ１８時なのであと３時間は明るいだろうから嬉しいものだ。


外は、小雨が時折ぱらついているけど、ヨーロッパの人は傘をささないんだなあと実感。自分はしっかり傘をさしてきょろきょろ。知らない町をぶらぶらするのは好きだなあ・・・・。駅に再び戻ってよくあたりを観察。ヨーロッパの駅は改札口がないというけど、道路から直接ホームがあって、本当に目を疑うような作りだから面白い。ガイドブックを時々見ながらおのぼりさん丸出しで、チューリッヒの町を歩く。中央の商店街も土曜日は法律で商店が早く閉まるというので、残念ながら全てウィンドウショッピング状態。飲食店以外は普通の店はしまっている。靴で有名なバリーの本店の脇を左に入って行くと裏通り。石畳のいかにもヨーロッパの異国って感じだ。


最初の目的地のリンデンホフの丘に到着。有名な公園なので、さぞや広いかと思ったら近所の公園よりも狭いぐらいで、ちょっとびっくり。（＾＾；）　それよりも、よくガイドブックにチェスをやっている写真があったが、本当に歌を歌いながらちチェスをしている人達がいたので、これは本当にやっているのか、観光客のためにやっている見世物なのか？と疑問に思った。丘の上から街を眺めると、リマト川がゆったりと流れていてヨーロッパらしい町並みがあって、うれしかった。実は自分はシャモニーに行った時が初めてのヨーロッパなのですが、その時は登山中心だったので実質観光らしい観光をしたことがないので、今回が初めてヨーロッパの町の観光なのでした。丘を降りて行く途中からは教会の時計台が立派で、やっぱりスイスは時計の国だなあ。。。と感心したり。定期的に教会の大きな鐘の音があちこちから何度となく聞こえてくる。川沿いの道を歩いていると一杯観光客らしき人がそぞろ歩きをしていて、自然と目指すチューリッヒ湖に到着。


小雨が時折ぱらつく、ややぼーっとした湖畔をぼんやり眺める。大きな白鳥達が妙に印象的。ここから折り返すように、先ほどとは逆の川岸を歩く。なんか皆絵になるような景色で素敵なお散歩タイム。さりげなくこの界隈にはボートやヨットがあるのでいいなあ。教会が幾つもあって塔の景色は絵になっているし。もう少し晴れてすっきりしていたらもっと良いのだけど。一通り歩いて駅に戻る頃にはすっかり雨も本降りになり始めた。食料を買おうと地下のミグロのスーパーに行ったけど・・・・・。なんか美味しそうなものが見つからない。おまけに寒いし。だけど、イマイチ英語が苦手なので外で食べるのもなあ・・・・。


結局、幾つかとりとめのない食料を買ってきて食べるが部屋も寒いし、なんせ朝から３０度の真夏の国から来ると、こちらは１４度とか、１９度とかTVで言っているような？ので本当に寒かった。（天気予報を見るのも、ドイツ語なので思わず四ヶ国後の辞書で言葉を調べる有様）　あいにくスーツケースがないので、これ以上着る服が無い。暑いお風呂に入ってお布団に潜り込んで、あっという間に爆睡でした。それにしても、２４時間以上起きている感じで、とても長い一日でした。



ホテルモンタナ チューリッヒの目抜き通り。
行った時にはﾃｨﾃﾞｨｰﾍﾞｱ祭りをやっていて、
至る所に熊さんのお人形があった。		 路上電車が走ってました
靴で有名なBALLYの本店 リンデンホフ公園に上がる途中の町並み。 リンデンホフ公園からリマト川を望む
リンデンホフ公園の名物のチェスを楽しむ人達。
右のおじさんが歌いながら駒を動かす。		 大聖堂
チューリッヒ湖