装 備 関 係




今回の15日間の登山&ハイキングでは、どのような物を準備していったかをまとめてみました。
大きく分けて、海外旅行全体に関する物、マッターホルンアタックに関する項目、その他の山の装備関係と分けて書いてみようと思います。


【海外旅行全体に関する持ち物関係】



  品   名              参      考     メ      モ
@スーツケース 登山用具関係と着替えなどで満載になってしまった。(23キロ位だったけど、20キロ重量制限の超過料金は取られませんでした。)
Aアタックザック(30L) スーツケースは成田から直接ツェルマットに送るので、初日のチューリッヒのお泊りの分はAに入れておきました。当初から自炊の方針で、和食党の自分は大量な日本食をザックに満載(^^;)重たかった〜〜。
Bウエストポーチ 貴重品等を入れておきました。
Cショルダーバック ガイドブックなどを運ぶのに使いました。Aでは入りきらなかったので、これもかなり重たかったです。


●自分の場合の特徴的な持ち物は、自炊用の電気湯沸かし器(四角い鍋がついているもの)★注ガスバーナーのヘッドです。(ガスは飛行機内に持ち込めないので現地調達です。とってもガスは向こうでは高いです。
  
★注:これは旅行用品売り場なら、大体置いてます。お湯だけを沸かすタイプと私の購入した四角いお鍋タイプがあります。JTBの関連会社の製品です。水から沸騰させると時間がかかりますが、スイスの水道水は飲めるので、蛇口のお湯を加熱すると思ったよりも早く料理ができました。

●電気湯沸かし器はお湯を沸かすぐらいならば十分ですが、もう少し煮込むような料理には?なので、一応ガスバーナーを持っていきました。

●靴は登山靴をスーツケースに入れて、ハイキング用の靴は日本から履いていくトレイルランニング用のジョギングシューズで済ませました。S夫妻とN夫妻はハイキング用の靴で飛行機に乗ってました。(街歩きシューズはごく軽い物を持参されたようです。)靴は重登山靴とハイキングシューズと街歩きの3足が理想ですが、なかなか重たいのでどこで妥協すべきかというところです。




【マッターホルン当日の服装】


当日はどんな恰好で登っていたのか、写真でもわかるでしょうけど一応書いてみました。
暑がりか寒がりかによって、人によってかなり違うと思うので、あまり参考にはならないでしょうけど。
ただし、あまり寒いような(雪が舞うとか、雨が降っている等)厳しい気象状況だと、ガイド登山がそもそも実施されませんので、比較的温かいことが多いようです。
あとは、待ち時間の時に風が強いとかなり寒いと思います。


  品   名              参      考     メ      モ
薄手フリース ・山シャツ代わりの薄い物。
・ポケットが左右と胸にあるので、胸ポケットにデジカメ、左右のポケットにゼリードリンクと、飴、ガム、手袋などを入れていた。

・ハーネスをするのでウエストポーチなどが出来ないので、上着に物を入れる作戦でした。
半袖Tシャツ ・速乾性のもの(ポリエステル100%)
・これは着ない方が良かったような・・・・。暑かった
冬用下着(薄手) ・速乾性のポリエステル100%
オーバーズボン よくスキーの時に履いているもの。
・ダブルなので温かい (暑がりの人には暑いと思う)。

・スパッツが内に付いているので、別途にスパッツを付けなくてよいので便利
スポーツタイツ ワコールのCW-X。足の疲労感が少なくて済む。
・洗濯をしてやや緩くなっているので、クライミングで足を上げるのにも支障がない。
下着 ・冬用の速乾性の下着
靴下 ・通常2枚履くので、いつもの通り。




【マッターホルン当日の装備】


これは全てガイド登山を前提とした物ですから、そのつもりでご覧くださいませ。
ガイド登山はスピード勝負ですから、とにかく軽量化に努めるように心がけました。
これでも、駆け上れるほどは軽くはなかった。(苦笑) 



  品 名         詳    細
ザック ・30Lのブラックダイヤモンドの軽量ザック(860g)・・・この山行のために買いました。
・ザック自体の重さはかなり違うので要注意。
・1キロ以上あるザックは辞めた方が良さそうです。
アイゼン
(クランポン)
・シャルレの12本(後ろがバックルで、紐でも前後を止めます。)スノープレートを付けるのが必須
・アイゼンケースは重量になるので使用しません。(前回のモンブランの時に教わりました。ヨーロッパの常識のよう?)
・薄いビニール袋に入れるだけ。
ピッケル ・グリベルの580gぐらいの軽量なピッケル(58cm)
・ツェルマットの現地ガイドだと普通持って行きません。
・今回は持って行くように指示されました。(比較的雪が多いせいもあったと思います。)
ハーネス ・ペツルのシットハーネス
ヘルメット ・カンプ
・ヘッデンがつけらるか事前にチャック要
登山靴 ・スポルティバの皮の登山靴(中はシンサレートが入っている冬靴ですが、軽い。ヨーロッパではとてもポピュラーな靴です。)
・日本ではニッピンで売っています。ネパールという商品名だと思います。
テルモス ・サーモスの軽量なテルモス(490cc)・・・チタンではありません(笑)
ペットボトル ・日本から持っていったペットボトルの容器(500cc)
・成田空港で飲んでいたのが飲みきれなかったのでスイスに持って行きましたが、向こうのペットボトルは品質が悪いので水筒として使える感じではありません。
・日本製はとても良いので便利に活用しました。
ヘッドライト ・ペツルのティカ
マッターホルンの記録を読んでいただくとわかるように、かなり苦労させられました。
雨具 ・厚手のゴアテックスのシングルヤッケ(上着)
・暑がりの人は薄手でもよいかも。私のはやや重かったので反省。
(使用せず)
帽子 ・フリースの帽子
手袋 @フリースの手袋(濡れると良くないので、皮製の方が良いのではと指摘をエージェントから受けました。)
A薄手のポリエステル手袋(これには、手の甲にびっしりとイボイボがついていて、滑らないようになってます。)

(ともに使用せず)
サングラス ・いつも使用の物
眼鏡 ・眼鏡ケースの中に保管
・近視なので、コンタクトが不調の際のために必携
日本手ぬぐい ・タオル代わりに
ペーパー類 ・トイペ、ポケットティシュ、
・ウエットティシュ(水洗トイレはありますが、手を洗うことはできません) など
小物入れ ・薬関係、ガムテープ(少し)、輪ゴム、お守りなど
・いつも日本で持っていくよりも、かなり少なくしました。

・ナイフやライター、細引きなど念のために一応持っていくような物は一切カット。
行動食 ゼリードリンク1個、きなこ餅1袋(今とってもお気に入り )、チョコレート1箱、エネルギーバー1本、
レーズンサンド3つ位、飴、ガムなど
デジカメ ニコンクールピクス5600




【ヘルンリ小屋にデポした物】


最初からある程度はデポするつもりで持って行きました。気象状況によっては、例えば厚手と薄手の雨具を持って行き、当日の温度で決める・・・・というようなことも考えては?とS夫妻よりアドバイスを頂いておりました。自分は寒がりなので薄手の雨具は今回は持って行きませんでしたが、天候によってはこのような作戦は必要かと思います。また、ガイドの事前チェックで暑すぎるとか言われる可能性があると思います。


    品   名    参    考    メ   モ
ストック
日焼け止めクリーム
日焼け止めリップクリーム
・朝のうちに顔に塗っておけば充分?
食料 ・夕食が口に合わない時用の食料と朝食用
・多目に準備して持っていかなかった行動食など
ハイキング地図、磁石
ガイドブックコピー
手帖と筆記用具
コンタクトレンズケース
サングラスケース
ヘアーブラシ
使い捨てカメラ ・ヘルンリ小屋までで、もしデジカメ壊れた場合に持って行こうかと
靴下
下着




【ヘルンリ小屋に持って行けば良かったと思う物】


後悔先に立たず・・・って感じで、こうすればよかったなという感じの物です。
人によって寒さの感じ方は違うので、ヘルンリ小屋が暑くて息ができない・・・・という人もいるしので、多分に部屋割のせいだと思われます。



    品   名    参    考    メ   モ
軽量ダウン ・小屋は寒かったので是非欲しかった。(私だけかと思ったら、Cさんも寒がっていた)
・最初はザックに入れていたのに、ホテルを出るときに出してしまったのが残念。
・寒がりの人はこの手の防寒具は必携です。(暑がりの人は・・・わかりません 笑)
着替えのシャツ ・最初は別のシャツで行き、小屋で本番用のシャツに着替えればよかったかも。
スペアの乾電池 ・ヘッデンは命なので、是非スペア電池を準備すべきだった。
・日本国内のテント泊では、スペアのヘッデンを持って行くが、今回も小屋までなら持って行けば良かったのでは。
美味しい食料 ・夕食のスペアにパンとか別の物を持っていけば良かった(夜食に食べた冷えた五目御飯は美味しくなかった。)
・小屋が寒かったので、テルモスをもう1本持って行けば温かい飲み物が飲めて、夜食ももっと食べられて、翌日のバテを防げたのでは。




【その他の山の服装】


山のウエアはその年の気象状況にもよるので一概に言えないが、全体に夏の4000m峰の山々はGWの日本の3000m峰の北アルプスの気象状況ぐらいのイメージだと言われている。あくまでも個人差があるので、洋服は重ね着ができるか、薄手のものと厚手のものの2種類を準備すると良いと思う。行く山によっても大分違うのであくまでも私の場合の参考です。


なお、向こうの現地で調達しようというのはTシャツぐらいならば良いでしょうけど(笑)、とにかく登山用品の値段は目茶苦茶高いです。高すぎてとても買う気になりません。


      参    考    メ   モ
ブライトホルン 上:薄手雨具、薄手フリース、アンダーウエア
下:薄手雨具、厚手ズボン、スポーツタイツ(CW-X)、 スパッツ
ポリュックス 上の雨具を、厚手のシングルヤッケに替えただけ。
ハイキング ・天候に合わせて臨機応変。
・今年の夏が寒かったせいか、薄手のズボンを履いている日は少なかった。高度が低くても結構涼しい。
・短パン持って行こうかと思っていたが、直前でやめて正解だった。

・全体に下りのハイキングが多いので、知らないうちにかなり高度差のあるコースを歩いていることになる。膝に自信のない方などは、スポーツタイツがお勧め。