山 行 概 略




  エベレスト街道、カラパタールとは?
        
エベレスト街道とはネパール側からエベレストベースキャンプ(BC5350m)へ行くまでの登山道というのか、生活道のような道のことです。現地の人達やトレッキングの人達が一杯往来する道です。エベレスト登山の遠征隊は最近では入山料がチベット側の方が格段に安いこともあって、その多くがチベット側から入山する方が多くなっております。(この場合、エベレストというよりも、チョモランマという名称で呼ばれております) しかしながら長い間多くのエベレスト登山隊が往来してきた道なので、とても整ったトレッキング環境が整ったまさに「街道」と呼ぶにふさわしいところです。その中心はナムチェバザールという集落ですが、ここがシェルパの故郷で、シェルパというと高所登山には欠かすことができない有能な登山隊のサポーターですが、その多くを輩出している所です。今ではシェルパ族以外の民族でもシェルパという言葉を一般的に使ってますが、ここがその中心地だったのです。


今回私が参加したのは、エベレストBCのすぐ上のあたりにあるカラパタールというエベレストを眺めるに最もふさわしい丘のような所に行くためツアーです。本当はエベレストBCにも行ってみたかったのですが、BCからだと全くエベレストは見えないので、私のようなできあいの一般的なツアーだとそこに行くのは残念ながらほとんどありませんでした。


今回とても楽しみにしていたのは、もちろん「エベレストを肉眼で見る」ということと、もうひとつ「高度を上げるということがどういうことなのかを体感してみたい」ということです。ネパールのトレッキングは秋と春の乾期が最適ですが、特に私の行く秋は空気が透き通っているので展望がとっても楽しみでした〜♪




 
◆当初のツアー会社の山行予定表


第1日目 成田→タイ航空でバンコクへ ホテル泊
第2日目 タイ航空でバンコク→ネパールの首都カトマンズへ (標高1300m) ホテル泊
第3日目 山岳飛行便でルクラ(2800m)へ。 シェルパ、ポーターと合流後、パクディン(2652m)まで。トレッキング初日 テント泊
第4日目 エベレスト(サガルマータ)国立公園の入園手続き後、シェルパの里のナムチェバザールへ(3440M) テント泊
第5日目 ナムチェ滞在。高度順応日 テント泊
第6日目 ほぼ平坦な道をテシンガへ(3450m)へ。いったん谷底のプンキ(3200m)へ下り、再びタンボチェへ登り返し(3867M) テント泊
第7日目 タンボチェで高度順応日 テント泊
第8日目 タンボチェからディンボチェ(4343m) テント泊
第9日目 高度順応日。チュクン(4730m)付近まで往復 テント泊
第10日目 ロブチェへ(4930M) テント泊
第11日目 早朝ゴラクシェップ(5160m)へ向けて出発。カラパタール(5545m)に登頂。その後ゴラクシェプに下る テント泊
第12日目 午前中はカラパタール登頂の予備日。午後往路をトゥクラへ下る。 テント泊
第13日目 往路をタンボチェへ テント泊
第14日目 往路をナムチェヘ テント泊
第15日目 往路をルクラへ テント泊
第16日目 ルクラより飛行機でカトマンズへ(飛べない場合はルクラでテント泊) ホテル泊
第17日目 カトマンズ滞在。またはルクラ→カトマンズのフライト予備日。 ホテル泊
第18日目 出発まで自由時間。午後、タイ航空でカトマンズ発バンコクへ。空港内待機。深夜にバンコク発帰国便 機中泊
第19日目 朝、成田着。



  ◆概略図



「地球の歩き方 1999−2000版 ネパール編」 (株)ダイヤモンド社より抜粋








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